有限会社ベストホーム
2018年07月02日
ブログ
戦後闇市として始まった西鹿児島駅周辺、朝市。そのひとつが幕を閉じました。
鹿児島中央駅の玄関口に建つ中央ターミナルビルの後方筋沿いで営業を続けている朝市。露天商だったお店が集まって形成されました。
季節の野菜や旬をむかえた新鮮な魚、そして飛び交う店主たちの活きのいい声がこれまたいい!
目の前に並ぶ商品、その季節その日その日に応じた生きた品物の数々。戦後の闇市から始まったと言われている、鹿児島西駅周辺朝市(現在の鹿児島中央駅東口周辺)。
対面で商品を手に取り、店主の説明(うんちく)をたっぷりと聞かされ、吟味し納得して買う。スーパーでの買物とは全然違いますね。
年末になると人であふれかえって、熱気でむんむんしたものです。アツアツの焼き餅を頬ばりながら買物した方も、結構いらっしゃるかと思います。
押し寄せる中央駅エリアの再開発都市計画。
本年3月をもって、そのひとつ“指宿線朝市”が撤退しました。もともと3団体あった朝市も残すところあと1団体“西駅前朝市通り会”だけとなってしまいました。
撤退の理由は様々かとおもわれますが、店主たちの高齢化と後継者の不足や不在。またここ数年、地価上昇にも現れている中央駅エリアの再開発計画などの影響があるようです。
共存共栄していくことは難しいことなのでしょうか…。庶民の生活を支え続けた朝市。なんとも言えない雰囲気の中での買物は、心まであたたかく軽やかになるものでした。
まだまだファンのひとりとして応援していきたいです。
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