大そうじついでにベランダや屋上の点検してみませんか?
慌ただしいこの季節。大掃除の時期でもありますね。大家さん自身も1年の締めくくり、ご自分のマンションを見に行かれる方も多くいらっしゃいます。
わたしも正月飾りなどを設置する大家さんのお姿を見かけます。
せっかくなので管理会社に連絡して屋上の点検などされてはいかがでしょうか?
屋上やベランダは風雨にさらされ劣化が激しいところ
エントランスやゴミステーションなどの共用部はいちばん目に付きやすく、そうじも良く行き届く場所です。
1年の労をねぎらって(マンションに感謝の念を込めて)掃除をされている大家さんの姿をこの時期はよく見かけます。
「ご入居者さんに気持ちよく正月を迎えてもらいたい」
毎年あいさつを交わす大家さん。いつも頭が下がる思いです。
せっかくなので、ついでに屋上の点検もおすすめしています。
鹿児島の屋上は桜島の灰が積もっています
屋上にのぼってみると意外な発見もあります。早期発見にもつながります。
築年数が経過してくるとその分、ベランダ・屋上は雨ざらし風ざらし状態で苛酷な環境を耐えています。
チェックしてもらいたい項目をあげると
・防水層の破断、膨れ、ひび割れ、めくれ、しわ、水たまり
・防水層と立上り(壁)のつなぎ目の損傷
・パラペット、手すり、笠木などの損傷
・ドレン部のごみ溜まり
特に鹿児島市内の物件の屋上は降灰(桜島の灰)がドレン部などに積もっています。
そのような時はすぐに除去しましょう。
正常な排水環境をつくって雨漏りを防ぐ
雨漏りの最大の原因は、防水機能が低下してしまった箇所から雨水が浸水して起こります。
なので正常な排水環境を常に維持していれば雨漏りは防ぐことが可能です。
中古アパートマンションに限らず、最近では建築費削減で新築マンションですら屋上防水されていないマンションも存在しています。
なかなかマンションの屋上までは足を運ばないかもしれません。
この大掃除の季節。少し手間を惜しんで登攀してみてはいかがでしょうか?
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