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2020年06月07日
ブログ

自己破産したから人生終わりじゃない。必ず笑える日が待っている。

年に数回程、破産手続きによるご自宅の処分(売却)を依頼されることがあります。

自宅を手放す心境。ご本人しか決して分からないことです。

初回面談はとても空気が重く辛くなります。

ご自宅の売却となると査定が必要になります。

ご挨拶を兼ねてはじめてご自宅を訪問します。

 

プランターの花は手入れがされ、倉庫に日用品やいろんな道具が置いてあります。

玄関を開けると無造作に脱ぎ捨てられた子どもの靴。

廊下にはおもちゃが散乱しています。

まぎれもなく今ここで生活をされています。

その生活している人のぬくもりに確かに包まれる瞬間です。

 

このマイホームを手放さなくてはならない…。

どんなにつらいことでしょうか。心が折れそうなくらいの空気が流れていきます。

未知の出来事ばかりで不安に押しつぶされそうです。

自宅を手放さなければならなくなった。

そこにはいろんな事情があります。

病気や事故、リストラ、離婚に死別など様々な理由。

やがて、金銭的余裕がなくなってしまいます。

 

ローン会社から督促の電話。

競売申し立てなどの通知。

毎日が生きた心地がしません。

近所など周囲の目も気になり、子どもたちのことを考えて眠れません。

次から次に起こる“未知の出来事”に気が変になっていきます。

 

初めてのお客様との面会。

このような現在の状況を、涙を流され堰を切ったように一気にお話されます。

だれかに聞いてもらいたいんです。

ときには3時間も4時間もずっと話を聞いています。

もう涙も枯れています。

近況が綴られた懐かしいお名前。うれしい手紙がやって来る。

“もうなにもかもおしまいだ”

“生きていてもしかたない”

こんな言葉も飛び出します。

 

必ず再起できると信じます。そして、ひとつひとつ課題を乗り越えていきます。

最善を尽くしたけれど、思うような結果に至らないこともありました。

それでも「冬はかならず春となる」です。

 

故郷を離れ遠くに行かれた人もいます。

封筒のうらに書かれた懐かしいお名前を拝見して嬉しくなります。

家族元気に生活されている様子が書かれています。

“この春中学生になりました”

同封された家族写真。

 

みんな満面の笑顔でした。

 

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