退去してしまう大きな2つの理由
せっかく入居が決まったのにもう退去ですか!?
こんなこともたまにはあります。
でも、賃貸経営ではこんな状態が頻繁に続けば良くないです。
やむを得ない退去理由
退去の理由は大きく2つ。
そのひとつが、転勤や結婚、就職など入居者さんご自身の人生に関わることによる引越し(退去)。
これはライフスタイルの変化に伴う退去なので、どうすることもできません。
そしてふたつめの退去理由が…
物件そのものの問題
せっかく気に入って入居を決めたマンション。
実際に生活してみて、“んっ、なんかちがう…”なんか生活しづらい。
お部屋の使い勝手が悪い、相次ぐ設備など不具合の発見。建物(施設)全体に対する不安や管理状態が悪いなど。
このように住んでみて発見されたマイナス要因。このマイナス要因があふれて来れば入居者さんはすぐに引越しを考えます。
今までで一番いい快適な生活環境を求めて入居を決めるので、我慢して住み続ける理由は全くないわけです。
おまけに空室はいくらでもあります。選び放題です。
入居者に気づかれる前に改善を!
転勤が決まった人に「行かないでくれ」と引き留めることは不可能です。
でもお部屋にマイナス要因があるのであればマイナス要因を消す、もしくはプラスに改善すればいいわけです。
設備が古ければ入替を検討する。
中途半端なリフォームで汚れや劣化が目立つのであれば、細部まで仕上げる。
エントランスなど共用部が汚ければ、徹底的に清掃と整頓をする。など
その気になればいくらでも改善点が見つかるはずです。
常に一定水準をクリアしておくこと
大家さんも忙しいので全部のお部屋をくまなくチェックすることは不可能かもしれません。
そんなときこそ管理会社へ提案してみてください。
“自分のマンションにマイナス要因はないのか調べて欲しい”
時間がゆるすのであればオーナー自身も立ち会うことをおすすめします!
仲介営業マンが気持ちよく紹介できる物件へ
不具合があった物件の入居者は、仲介をした営業マン(ウーマン)へクレームを入れます。
クレームを受けた営業マンたちも管理会社へ連絡したり入居者への対応などなにかと手を取られてしまいます。
売上を上げたい営業マンにとって、売上に関係ないクレームで時間を取られるのは勘弁して欲しいはず(実際そうです)。
だからクレームの多い物件へは次からはお客さんを紹介しなくなります。
こうなれば致命的です。
そうなる前にお部屋の不具合を今すぐ改善したいです。
一日でも長く住み続けてもらいたい
こんだけある空室のなかから自分のマンションを選んで入居してもらった。
であれば少しでも一日でも長く住んで欲しいものです。
そう願うのなら快適な住空間・住環境を整え続けていくことが大切です。
それが私たち大家の使命です。
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