ソーラーパネル搭載の建物を買った。えっ!?所有者が違うの。
ソーラーパネルが乗っかっている太陽光発電付き中古住宅を買った。
どかこら見ても、明らかに建物と一体化しています。
しかし、実は、ソーラーパネルの持ち主が違ったんです!?
ソーラーローンを組んでいる場合は、だれが所有者なのか確認してください。
通常、住宅の売買では、ソーラーパネルや給湯システムなど、これらの設備は建物と一体として取引されます。
平成24年7月にスタートした再生エネルギーの固定買取制度。
この制度が導入されるやいなや、急速に広がった太陽光発電システムの設置。
現在はさらに進化したソーラーシステムが普及してきています。
ZEH住宅などはその代表格。ゼロエネルギー住宅として注目を集めています。
そんな優れものの太陽光システム。
特に、中戸住宅を購入される場合は気をつけて欲しいところです。
ソーラーローンの請求書が届いた!?
もし、太陽光システム搭載の住宅を購入するようなことになったら、すぐに調べてください。その調査内容は、太陽光システムのローンの組み方です。
本体の住宅ローンとは別に、ソーラーローンの借り入れをしてローンを組んでいるのなら、注意が必要です。
(信販系のソーラーローンを組む人が結構多くいるようです)
それとは知らずに、ソーラー付き中古住宅として購入するケース。
当然、ソーラーシステムも一体として、売買代金に含まれてると誰もが思います。
(不動産仲介業者等の調査不足も一因としてあるようです)
売主からも不動産業者からも、なんの説明も受けていなければ当然の話です。
では、それと知らずに買ってしまったらどのような問題が起こるか説明します。
・住宅ローンと別にソーラーローンを組んでいた。
・ソーラーローンの信販会社が商品代金を担保する目的で、所有権を留保している。
すなわち、自分の家の屋根の上に、別の所有者がいるということです。
なんだか、気味悪い話しです。
マイカーローンを組んだ時をイメージすれば、分かりやすいかもしれません。
(車は自由に使えるけど、車検証などの所有者は信販会社になっている)
そして、購入してから数日後のことです。
住宅ローンとは別に、信販会社からのソーラーローンの請求書が回ってきた。
“太陽光発電付住宅を購入したはずだ!” 一体、どう言うことだ!!
まさに寝耳に水です。
実際にあったケースでは、関係者協議のうえ買主に負担がないように解決できました。
しかし、だれが聞いても不愉快な話です。
信販会社が主張できないパターンもある
但し、信販会社の主張を全面的に受け入れられない場合もあります。
それは、補助金などを受けて太陽光システムを購入したケース。
このような場合は、信販会社等の所有権留保は主張できないこともありますので、一度専門家等に相談してみてください。
ただ、こんな面倒にならないためにも、太陽光発電システム付の中古住宅を購入するときは、まず仲介業者によく調査してもらうことです。
不安であれば、遠慮なく売主さんに直接問い合わせてもいいかもしれません。
人生で高額な買い物となる住宅。
決して、勢いで買わないでください。
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