有限会社ベストホーム
2021年03月18日
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太陽光発電が減少したのはあなたのせいだ!?
購入した土地に建物とカーポートを建設しました。
その建物とカーポートに太陽光パネルを設置。
隣地は空地であったため、日差しも良く入り太陽光の受電も良好です。
隣地の地主に日照を阻害しないように要請
せっかく設置した太陽光パネル。
受電も順調。
建物の電力をまかなってなお余剰電力も出ています。
しかし、気になることがひとつ。
それは“となりの空地”
心配になり、となりの地主さんへ次のような手紙を送りました。
要約すれば「今後、日照を阻害しないよう配慮を要請する書面」
建築基準法上なんの問題もない建物だ
しかし、となりの地主さんはその要請の書面を無視。
やがて立派な建物が完成することとなります。
その後、太陽光の発電量が半分近く減少したと地裁に提訴。
隣地の地主も“建築基準法上なんの問題もない建物である”と反論。
法定で争うこととなりました。
争点は受光利益侵害は不法行為となるのか?
裁判所が下した判決は「不法行為にあたらない」。
訴えを棄却しています。
そのうえで、“太陽光を受光する利益も法律上保護に値する”
そして、“建物(隣地)が発電量に与える影響は限定的であり強度と言えない”
と結論つけています。
ゼロエネルギーハウスなどが広く認知され太陽光発電装備も普及しています。
家が建てられるということは、その地域は法律で定められた用途であるということ。
隣が空地だからと、将来ずっとそのままの空き地であるとは限りません。
“いつかかならず家が建つかもしれない”
と予見することが大切です。
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