競売不動産開札～次順位買受制度ってなに！？

競売の開札のとき、執行官の方から「次順位、申し込みますか？」

と会場に響きわたる声、聞いたことありませんか？

その次順位の買受制度って何でしょう。

事件番号が読み上げられ、いよいよ開札が始まりました。

「次順位の方がいらっしゃいます」

執行官が、まずこの次順位の入札金額と氏名を発表します。

それから、1番高値を入れた最高価買受人の入札金額と氏名が公表されます。

そして、冒頭で紹介したように、

「次順位の方、この会場にいらっしゃいますか？」

その場にいたら、次に、「申し込みますか？」と尋ねられます。

そこで、すかさず意思表示をしなければなりません。

※競売不動産次順位買受制度はこちら

実際、ほとんどの人は、次順位買受を拒否するようです。

その理由としては、まず、最高価買受人が余程のことがない限り辞退することがない。

それから、入札証拠金として納めた保証金の返還がかなり遅れるためです。

通常、1～2週間で戻ってくる保証金が、2ヶ月ほどかかってしまいます。

そうであれば、さくっと次順位は断って、次の入札に備えた方が合理的かもしれません。

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