不動産売却の流れについて知りたいその2[売却の注意点]
不動産を売却したい(あるいはしなければならない)。
滅多にない機会だからこそ、どうすればいいのか分からない“不動産売却の方法”
そんな一般的な不動産の売却スケジュールについて説明します。
不動産売却に向け自分で出来る簡単な“計画と調査”
不動産売却の流れについて知りたい[その1の①]
①売却に向けておおまかな計画を立ててみる
・住宅ローンなどの残債を調べる
・売ったときにどんな経費や税金がかかるのか
・手取り額はどのくらいかなど
自宅を売却するときには、様々な費用がかかります。
それでは、売却時の諸費用にはどんなものがあるか確認してみます。
■税金
印紙税(売買契約書に必要)
所得税・住民税(売却して利益が出た場合)
■住宅ローン関係
住宅ローン抵当権の抹消費用
上記の抹消にかかる司法書士への報酬
■仲介手数料
売買価格が400万円以上の場合(成約価格×3%+6万円)及び消費税
■その他(必要に応じて)
土地測量や建物解体費用
ルームクリーニング費用・修繕費
引越し費用
住宅ローンを返済中の場合の注意事項
住宅ローンを返済中であれば、売却を計画する前に確認してください。
“自宅を売却した代金で住宅ローンを完済できるか”がポイントになります。
住宅ローンがある場合、残りのローン残金を一括して支払う必要があります。
ローン残債を全部返済しなければ、抵当権の抹消ができません。
売却希望価格を設定するうえで、とても大事なことです。
万一、売買代金で足りない場合は別途で、返済資金を用意する必要があります。
売却しようと思ったら、まずはじめに金融機関にローンの残高を確認しましょう。
共有者がいる場合の注意事項
夫婦で共有名義にしている場合など、複数の所有者がいる場合も注意を要します。
共有名義の不動産を売却するときは、共有者全員の合意が必要になります。
ひとりでも売却に反対する人がいれば、売却は不可能です。
これは、親から相続した不動産を売却する場合も同様です。
遺産を分割する前の相続不動産は、相続人全員の共有財産になるからです。
遺産分割協議等によって、相続人の誰が所有者となるのか明確にすることが大事です。
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