【令和4年】増える新設住宅戸数、減っていく人口。
令和4年に新しく着工した全国新設住宅数は、859,529戸。
(令和3年より0.4%増)
鹿児島県で見てみると新設着工数は、9,749戸。(令和3年より0.3%増)
資材高騰などの影響を受けた注文住宅は落ち込んだが、コロナ禍による在宅需要の高まりによって、分譲住宅やアパートなどの貸家は増加している。
「1万5210人」減った鹿児島市の人口を思う
平成24年には、604,886人にいた鹿児島市の人口。
約10年後の令和4年には、589,676人となり60万人を割り込みました。
15,210人もの人口が減ってしまっています。
鹿児島県の屋久島町の人口が約11,000人。
なんと、それ以上の人口が減ったことになります。
鹿児島県内で人口が増えたところは、姶良市のみ。(令和3年比:それでも197人増)
一方で、世帯数(鹿児島市)を見てみる。
平成24年は、267,189世帯。今回の調査年である令和4年10月では、283,212世帯。
その差、16,023世帯も増加しています。
人は15,000人もいなくなっているのに、家は16,000戸も増えている。
なんとも驚きの数字としかいいようがありません。
背景には、核家族の拡大はじめ先述したコロナ禍の影響等もあるかもしれません。
うらを返せば、空家はどんどん増えていることは調査結果からも一目瞭然でしょう。
日本人の新築好きに便乗して、投機的な貸家建設も拍車をかけています。
参考データ:鹿児島県統計課及び国土交通省統計データより
“低所得者層が住める部屋”その受け皿になりたい
築年数は古くても、しっかりとメンテナンスされ管理されている共同住宅。
私たちが住む鹿児島市でも、こんなオーナーさんの思いが込められたマンションが今、たくさんあります。
様々な事情があって、家を買えない人や新築の賃貸住宅に住めない人はたくさんいる。
給料がたくさん増えればいいが、現実社会なかなか思うようにはいきません。
特に住居費は生活支出の中でも、一番高額です。
少しでも、“住居費を安く抑えたい”ものです。みんな、そう思ってます。
無理なく支払える家賃設定をして、社会的弱者と言われる方たちの受け皿作りをしている大家さん。
あなたのすぐ近くにもいます。
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