有限会社ベストホーム
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2019年06月30日
ブログ

見た目は普通の道路。けど中身は普通じゃない道路。“駆け出しのころの失敗談”

家を建てるとき、その敷地と道路の関係は非常に重要です。

不動産屋として駆け出しの頃のことです。

その道路の扱いでとても苦労した苦すぎる思い出があります。

マイホーム実現への夢を背負っている。

私がはじめてご紹介いただいたお客様。

当時は賃貸マンションにご夫婦と小さいお子様の3人でお住まいでした。

2人目のお子様の出産を控え、念願のマイホーム建設へ一緒に動き出しました。

いろんな土地をご案内して、精一杯ご提案をさせていただきました。

ほどなく建築プランも固まり、ついに土地の契約までたどり着きました。

土地契約が終わり、勇んで金融機関へ住宅ローンの申し込みに走りました。

公衆用道路だから持分までは必要ないですよ。

事前に金融機関の担当者とはやり取りをしていました。

今回の購入予定の土地は、昭和30年~40年にかけて民間の開発業者が手掛けた大規模な造成宅地。

区画整然とされ、道路も立派な開発道路が通っていました。

金融機関の担当者も現地を確認されたうえで、

「地目も公衆用道路だし(位置指定が取れています)持分までは要らないですよ」

「大丈夫ですよ」

その言葉にほっとして安心した私が間違いでした。

ローン特約の期日が迫り眠れない日が続く。

住宅ローンの申し込みから10日ほど経った頃です。

「すみません!前面道路の持分を少しでいいので譲ってもらってください。」と担当者から慌てたような電話が入りました。

聞けば本部からの指示で、持分が取れなければ決済は下せないとの回答でした。

その時には、承認も取り付けていたので建築請負契約も交わした後でした。

それから大変な毎日になりました。

(他の仕事が手に付きません…眠れなくなりました)

当時の開発業者社長は他界。相続人が5人。それも日本全国ばらばらに所在しています。

そのうちのお一方は、非協力的でした。

司法書士と二人三脚。朝から晩まで一緒です。

ローン期日の迫る中、遺産分割協議書に印鑑をもらうため悪戦苦闘の日が続きました。

悩みましたがこの件はお客様には伝えませんでした。

(間違った判断だったかもしれません)

しかし、信頼を裏切るようなことは絶対にしたくありませんでした。

 

司法書士と手分けして、5人の相続人とアポを取り面会を重ねました。

二人とも交渉の経験も少なく、知識も浅い駆け出しの若造でした。

ただ、お客様のことだけを思い、がむしゃらだったことだけ鮮明に覚えています。

(余談ですが、この時の司法書士は現在弁護士になられ活躍されています)

新築お祝いの席でおもわず涙がこぼれました。

立派な新築が建ち念願のマイホームを手に入れられたお客様。

お祝いの席に呼ばれた私の横に座られたお客様(お施主様)。

「あの時のこと知ってたんですよ、ありがとうございました。」

焼酎飲む手が止まり、気づけば涙を拭っていました。

あれから10年以上経ちました。今でもお付き合いは続いています。

あれ以来、道路に対しては異常なくらい神経を使います(*^^*)

 

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この記事を書いた人
森枝 真伸 モリエダ マサノブ
森枝 真伸
少子化で人口減少時代だからこそ賃貸経営はますます“質”が重要になると考えます。その質とは管理ではないでしょうか。それから、管理を計測することです。試行錯誤して得た失敗や反省など赤裸々な体験が力になると信じます。自身の経験や失敗から得た僅かながらの知識などお伝えできればと思います。真心通うあたたかい賃貸管理を心掛けています。お気軽にお声掛けください。何とぞよろしくお願い申し上げます。
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