2021年05月09日
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隣の空き家の屋根が崩れ落ちそうで怖い[空き家問題]
長くだれも住んでいない隣の空き家。
いまにもトタン屋根がはがれて崩れ落ちそうだ。
こんな時はどうすればいいのでしょうか?
“特定空き家等”の認定をうながしてみる。
放置すれば倒壊などの恐れがある空き家等を“特定空き家等”と言います。
トタン屋根が今にも剥がれ落ちそうな隣の空き家。
適切な管理もされていなければ、とても危険で保安上の問題が懸念されます。
特定空き家等に認定されれば、市町村長が空き家の所有者に対して建物の修繕や除去を命じることが出来ます。
まずは、お住まいの市町村に対象の空き家の情報を提供してみましょう。
“特定空き家等”に該当する判断基準とは?
倒壊の恐れが見られるなど、著しく保安上危険になる状態の建物です。
例えば、瓦などの屋根材が脱落しそうな状態を目視で確認できる状態などです。
なお、特定空き家等に該当しない場合はどうなるのか。
この場合でも、市町村は空き家等に関して必要な措置を取るように努めなければならないとされています。
お住まいにこのような空き家があるならば、とにかく情報提供をして見てください。
空き家の所有者が死亡していた場合はどうすればいいか?
今にも崩れ落ちそうな隣家の屋根。自分でも何か出来ないものでしょうか?
まず、隣家の所有者を特定しなければなりません。
土地、建物の登記情報を取得するなど調査してみましょう。
所有者が判明したら、その所有者に対して何らかの防止措置をするように求めます。
もし、相手が防止措置に応じてくれない時は、裁判所に仮処分を申し立てます。
緊急性がない場合は、民事調停で話し合うこともひとつの方法です。
では、その所有者が亡くなっていたらどうすればいいのでしょうか?
登記上の所有者が死亡している場合、戸籍謄本等を入手して相続人を確認します。
弁護士や司法書士などの専門家に依頼するのが得策かもしれません。
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