鹿児島8.6水害から28年(平成5年)。記憶に残る豪雨災害。
平成5年8月6日に起こった未曽有の鹿児島豪雨災害。
鹿児島市内中心部を流れる甲突川、新川、稲荷川が氾濫、竜ヶ水地区では大規模な
がけ崩れが発生するなど
死者48名、行方不明者1名、損壊浸水家屋は14,000棟を超える大惨事となった。
“後輩たちに教訓を伝えていきたい”
不動産のご相談を受けるとき、この8.6水害の模様をお客様より聞かされます。
特に、甲突川や新川沿いにお住まいの方から聞くお話は生々しく、命の危険を感じた
恐怖体験として忘れられないと仰います。
都会に住むご子息たちの元へ行かれた方もいれば、少し離れた場所へ引っ越された方、
また家を改築(高床式住宅)され今も住まれている方もいらっしゃいます。
8月1日から降り続く雨は、県央の霧島姶良地区の各所に土石流をもたらし死者を出
し、8月6日の甚大な豪雨災害へとなりました。
甲突川にかかる五石橋のうち新上橋と武之橋は流出。
市内を流れる3つの川が氾濫。
天文館や中央駅一帯など広範にわたり浸水。大惨事となりました。
甲突川は、薩摩川内市の境から流れる全長約26キロの長さ。
川の中でも、長さが短い川だそうです。
その短さがあだとなって、あっと言う間に濁流を生み出します。
海(鹿児島湾)までの到達時間はわずか、1~2時間。
※気象庁による降雨量発表は1時間計測後
そのため、避難する時間も十分にとれません。
なかでも竜ヶ水(吉野町花倉地区)では、30ヶ所で大規模土石流が発生、連日その惨
事が報道されました。
線路や道路は遮断され、病院や駅などに取り残された人たちが犠牲になりました。
災害に遭われながらも生き残った方々が、みんな言われます。
「子どもや孫たちに教えていきたい」
「忘れたころにまた災害は起きる」
「風化させてはいけない」
先の竜ヶ水花倉地区は世帯が半減しているそうです。
自治会長さんが言われていました。
「後輩たちに教訓を伝えていきたい」
防災、減災の意識を強くしたいと思います。
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