1年間のわが家の家計“総決算”してみませんか⁉
毎日、家計簿をつけていますか?
今年も残りわずかとなりました。
上手くやり繰りできているのか。それとも何か問題点があるのか。
今年1年間のわが家の家計、気になりませんか?
総決算してみましょう。
今年のわが家のお財布どんな状態?
わが家の家計を知るうえでおすすめする総決算方法があります。
それは毎日つけている“家計簿”。
それともうひとつ“貸借対照表”です。
貸借対照表とは企業の会計で使うバランスシートのことです。
家計簿は毎日毎月の収支をチェックする。
そして貸借対照表で資産と負債を合わせてチェックする。この貸借対照表でわが家の資産状況が明らかになります。
例えば…
・貯金はできているが借金が多いので純資産が少ない
・相続した不動産で純資産は多いが毎月の貯金が減っている
といった具合に現状の家計のお財布事情を把握することができます。
貸借対照表はどのように使うの?
貸借対照表の仕組みはいたってシンプルです。
大きく3つのブロックに分かれています。
「資産」「負債」「純資産」。
まず「資産」について見てみます。
資産は現金、預貯金、株、投資信託、債券、保険の解約返戻金、マイホーム、車、高価な貴金属など。
実際に金額を記入するときは、不動産や車両などは購入した時の金額ではなく現在売却したらいくらで売れる価格(時価)を記入します。
つぎに「負債」です。
負債は住宅ローンや自動車ローン、クレジット返済など返さなければならないお金。
そして「純資産」。
純資産は「資産」から「負債」を引いた金額です。先にあげた資産、負債のそれぞれの金額からわが家の現在の家計の資産状態が明らかになります。
真の貯金とは純資産を積み上げること
貸借対照表で見えてくるわが家の家計。
まずい家計の状態は、「資産」から「負債」を引いた「純資産」がマイナスの場合。
この状態を債務超過といいます。
明らかに財務状況が良くないので、早急に家計の立て直しが必要になります。
純資産がマイナスの場合の改善方法は、“資産を増やす”か“借金を減らす”ことです。
気を付けていただきたいことは、借金を減らす方法です。
それは、借金を減らすために現預金を使って返済してしまうこと。
こうなれば、同時に現金資産も減らしていまうことになります。
つまり、バランスシートが改善されないことが多くなってしまいます。
できるだけ貯蓄や資産運用で資産を増やす(純資産の増加)努力が好ましいと言えます。
長期的・立体的に家計を把握する
日々の節約で、目の前のお金の動きを把握する。
毎日のお金の使いかたをチェックすることも大切です。
家計簿機能に加えて貸借対照表を作成してみてはいかがでしょうか。
家計を、長期的に立体的に把握すると具体的な対策も見えてくるかもしれません。
ぜに貸借対照表を使った家計のチェックをおすすめします。
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