お部屋探しのガイドブック④~これからひとり暮らしをするあなたへ~
進学や就職のシーズンが近づいてきました。
親子でお部屋探しに訪れるかたも日に日に増えてきます。
はじめての一人暮らしをされる人も多くいます。
お部屋を借りるときの基本ルールをお伝えします。
重要事項説明は契約をするかしないかの判断材料
お部屋も無事に決まり、つぎはいよいよ契約です。
ここで少し一呼吸しましょう。
契約の前に必ずしなければならないことがあります。
それは、重要事項説明を受けることです。
■重要事項説明書とは?
重要事項説明書とは、借りようとしているその部屋に関する細かな情報が書かれているものです。
簡単にいえば“お部屋のトリセツ”みたいなものでしょうか。
・家主の情報、物件・設備の詳細、登記されている情報、法律に関すること、契約の約束事などが記載されています。
必ず、不動産屋さんにいる宅地建物取引主任士の国家資格を持っている人から説明を受けなければなりません。
宅地建物取引業法35条で定められたとても大事な説明になります。
■納得したら署名と押印をします
説明を受けるなかで、いろんな聞きなれない法律用語も出てきます。
そんなときは、迷わずに質問してください。
意味不明なまま契約することほど、恐ろしいことはありません。
大切なあなたのためです。自分自身の契約です。
納得いかなければ、別に契約する必要はありません。
しっかりと内容も確認でき納得できたのなら、署名して押印しましょう。
今後、期待されるIT重説
インターネットを使った重要事項説明。
遠隔地のお客さまや仕事が多忙でなかなか日程調整が難しい方などへは、とてもメリットがあり期待される。
国土交通省が社会実験を行っておりその成果に期待がかかるところである。
法人間契約では行われているところもあるようです。
今後はテクノロジーの進化に伴い、不動産業界もこの流れに乗っていくと思われます。
分からないことは事前に確認すること
はじめての契約はわからないことがあって当たり前です。
契約内容は納得するまで確認してください。
遠慮なんかせずにどんどん質問してください。
なにも恥ずかしいことなんてないのですから。
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