よくある質問“賃貸と購入”どっちが得ですか!?
よく質問されます。“チンタイと購入ってどっちが得なんですか?”
私の、答えはあります。
でも、それがあなたの正解にはならないかもしれません。
その理由は、「マイホームに対する価値観」が人それぞれだからです。
賃貸と購入、お金にして考えてみましょう。
比較しやすいマンションで、賃貸と購入を、例に試算してみます。
期間は、35年とします。価格と賃料は、市場平均値とします。
■賃貸マンション:家賃170,000円/3LDK/74㎡
<条件>敷金34万円/礼金17万円/家賃(35年)7,140万円/更新費用289万円(2年毎)
合計:7,480万円
■購入マンション:価格5,000万円/3LDK/74㎡/ローン35年/金利1%
<条件>頭金1,000万円(物件価格20%)/購入諸経費350万円/ローン4,700万円(35年)/管理費修繕積立金1,050万円(35年)/固定資産税350万円(35年)
合計:7,450万円
分譲マンションはローンの他、管理費、修繕積立金などがあり一見出費が多くなります。
一方、持ち家(戸建住宅)も建物が古くなると、塗装や防水などメンテナンスに係る費用が出てきます。
よって、一般的に分譲マンションと戸建て住宅を所有したとしても、維持費用面では大差はないと言われます。
賃貸と購入、実は金銭面では大きな違いはないかもしれません。
上記のマンションを例に、賃貸と購入を比較した結果を見ていかがでしたか?
賃貸と購入、それぞれの合計金額はほぼ同じとなりました。
・賃貸 7,480万
・購入 7,450万
その差は、30万です。これでは、賃貸と購入で悩む必要はないです。
ただし、みんな同じ条件で同じように人生を生きていくわけではありません。
ひとりひとりの暮らし方が存在します。
人生を3つの“期”に分けて“住まい”を考える。
ご自分のライフプランはありますか?
今、自分はどの人生のステージを生きているのでしょうか。
そこに、マイホーム活用のヒントが生まれるかもしれません。
①現役時代(~65歳前後)
➁定年後 (65歳以降~)
③介護が必要になったとき
子どもも同居している現役世代~部屋が多くて広い家が必要。
定年後は、子どもも独立して大きな家は必要でなくなるかも。
万一、介護が必要になれば家の処分なども考えるかもしれません。
家族構成を踏まえて、自分のステージを細分化してみてください。
そのステージの節目で、賃貸か購入かを考えてみれば、“損か?得か?”分かるかもしれません。
ありきたりの答えだけれど。賃貸と購入のメリット・デメリット。
最後に賃貸と購入。それぞれのメリット、デメリットについてお話します。
■賃貸について
メリットはなんといっても自由度。
ライフスタイルや家族構成に応じて住み替えがいつでも可能なこと。
となりに変人がいてもすぐに引っ越せるなど。
デメリットは永遠に自分のものではない。(所有欲を味わえない)
好きなようにリフォームが出来ない。好き勝手に建物をいじれない。
ずっと家賃を支払い続けなければならないこと。
■購入について
まずメリットは、自分のものになること。(所有欲にひたれる)
ローンの支払いが終われば、それ以降は住居費がかからないこと。
デメリットは所有している間は、固定資産税をずっと払い続けなければならない。
修理修繕などのメンテナンスやリフォーム費用が自己負担と自己責任になる。
年老いてくると管理が大変になってくる。
近所に嫌な人間がいても、我慢して付き合わなければならないなど。
自分の価値観を大事にしよう。それが判断基準になる。
賃貸と購入、どっちが得ですか?
“今のあなたの生活スタイル”
あとひとつ。
“ちょっと先の生活スタイルに合った住まいを選ぶこと”
そう考えて、得な方を選んでくだい。
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